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景文花鳥画譜

江戸時代後期に活躍した絵師・松村景文による花鳥画を元に、明治時代に出版(絵師・福井月斎による縮写)された画帳です。



松村景文(安永8年(1779)~天保14年(1843))

江戸後期の四条派の画家。

四条派の始祖・呉春の異母弟で、早くから呉春について学びました。

花鳥画を得意とし優麗で瀟洒な花鳥画を多数描き四条派の興隆と発展に大いに貢献しました。写生にはげみ、淡白で軽妙な筆使いで花卉などを描いた四十数冊の写生帳(堂本美術館蔵)、京都祇園会の長刀鉾の天井裏に描いた「群鳥図」は景文の名を高めました。



福井月斎(嘉永5年(1852)~昭和10年(1935年))

明治~昭和初頭の日本画家。江戸出身。

上京して狩野第十代を称した狩野永祥に師事、やがて独自の絵画を展開。

大阪に移住し、青木嵩山堂より多くの縮図、画譜を篇纂出版ました。

明治29年(1896)、住吉大社宮司津守國美より「住吉大社絵所預」を拝命。以後、『藤原金穂』と称し、住吉大社の祭礼や故事などを題材にした作品を多く残しました。





福井月斎 縮写『景文花鳥画譜』,青木恒三郎,明25.7.

国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12868043


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