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植物は、古くから人々の生活と密接に結びつき、豊かな文化を育んできました。ここでは、その歴史を彩る様々な資料や情報源などを紹介します。古典籍資料は、国立国会図書館デジタルコレクションなどを利用しています。内容は、順次更新します。
草木花実写真図譜
草木花実写真図譜は、江戸時代後期に長崎で活躍した画家、川原慶賀によって描かれた植物図譜です。彼の父である川原盧谷が校訂を担当し、初版は天保7年(1836年)に『慶賀写真草』として刊行されました。その後、『草木花実写真図譜』と改題され、明治初期に再版されました。
全2巻4冊からなり、上巻には主に草花、下巻には主に樹木が描かれています。西洋画の技法を取り入れた精密で美しい植物画でありながら、植物学的な正確さも兼ね備えているのが特徴です。花、葉、果実、種子など、植物の様々な部位が丁寧に観察され、写実的な描写と鮮やかな色彩で表現されています。
『日本植物誌』(Flora Japonica)は、江戸時代末期に来日したドイツ人医師・博物学者、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトが編纂した、日本の植物を網羅的に紹介する学術書です。
シーボルトは日本滞在中に多くの植物標本を収集し、帰国後、植物学者ヨーゼフ・ゲアハルト・ツッカリーニと共にこの大著を完成させました。1835年から1870年にかけて、全2巻20分冊として刊行されました。
本書は、日本の植物相を西洋に紹介する上で極めて重要な役割を果たしました。詳細な植物の記載に加え、川原慶賀をはじめとする日本人絵師による美しい植物画が多数収録されており、学術的価値だけでなく、美術的価値も非常に高い作品です。
植物園/植物関連施設
植物園や植物関連施設は、植物の収集、保全、研究、展示、教育を目的とした施設です。これらの施設は、多様な植物に触れ、学ぶ機会を提供し、自然環境への理解を深める上で重要な役割を果たしています。
近年、植物園や植物関連施設は、生物多様性の保全や環境教育の拠点としての役割も担っています。絶滅危惧種の保全や、外来種の駆除など、積極的に環境保全活動に取り組んでいます。また、子供たちや一般市民に向けて、自然環境の大切さや植物の役割について学ぶ機会を提供しています。
植物園や植物関連施設は、自然と触れ合い、植物について学ぶことができる貴重な場所です。訪れることで、植物の美しさや多様性、そして自然環境の大切さを再認識することができます。