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ヲミナヘシ

女郎花・娘子部四・娘部思・姫部思・姫押・佳人部為・乎美奈敞之

オミナエシ・女郎花

オミナエシ科オミナエシ属

Patrinia scabiosifolia

ヲミナヘシ

巻4-675 / をみなへし佐紀沢に生ふる花かつみかつても知らぬ恋もするかも / 中臣女郎
巻7-1346 / をみなへし生ふる沢辺のま葛原いつかも繰りて我が衣に着む / 作者未詳
巻8-1530 / をみなへし秋萩交じる芦城の野今日を始めて万代に見む / 作者未詳
巻8-1534 / をみなへし秋萩手折れ玉桙の道行き苞と乞はむ児のため / 石川朝臣老夫
巻8-1538 / 萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花〔その二〕 / 山上臣憶良
巻10-1905 / をみなへし咲く野に生ふる白つつじ知らぬこともて言はれし我が背 / 作者未詳
巻10-2107 / ことさらに衣は摺らじ女郎花咲く野の萩ににほひて居らむ / 作者未詳
巻10-2115 / 手に取れば袖さへにほふ女郎花この白露に散らまく惜しも / 作者未詳
巻10-2279 / 我が里に今咲く花のをみなへし堪へぬ心になほ恋ひにけり / 作者未詳
巻17-3943 / 秋の田の穂向き見がてり我が背子がふさ手折りけるをみなへしかも / 大伴宿禰家持
巻17-3944 / をみなへし咲きたる野辺を行き巡り君を思ひ出たもとほり来ぬ / 大伴宿禰池主
巻17-3951 / ひぐらしの鳴きぬる時はをみなへし咲きたる野辺を行きつつ見べし / 秦忌寸八千島
巻20-4316 / 高円の宮の裾廻の野づかさに今咲けるらむをみなへしはも / 大伴宿禰家持

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