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ヤマブキ
山吹・山振・夜麻夫伎・夜麻夫枳・夜末夫吉・也麻夫支
ヤマブキ・山吹
バラ科ヤマブキ属
Kerria japonica

巻2-158 山吹の立ちよそひたる山清水汲みに行かめど道の知らなく / 高市皇子
巻8-1435 かはづ鳴く神奈備川に影見えて今か咲くらむ山吹の花 / 厚見王
巻8-1444 山吹の咲きたる野辺のつぼすみれこの春の雨に盛りなりけり / 高田女王
巻9-1700 秋風に山吹の瀬のなるなへに天雲翔る雁に逢へるかも / 柿本朝臣人麻呂之歌集
巻10-1860 花咲きて実は成らずとも長き日に思ほゆるかも山吹の花 / 作者未詳
巻10-1907 かくしあらばなにか植ゑけむ山吹の止む時もなく恋ふらく思へば / 作者未詳
巻11-2786 山吹のにほへる妹がはねず色の赤裳の姿夢に見えつつ / 作者未詳
巻17-3974 山吹は日に日に咲きぬ愛しと我が思ふ君はしくしく思ほゆ / 大伴宿禰池主
巻17-3968 うぐひすの来鳴く山吹うたがたも君が手触れず花散らめやも / 大伴宿禰池主
巻20-4302 山吹は撫でつつ生ほさむありつつも君来ましつつかざしたりけり / 置始連長谷
巻20-4304 山吹の花の盛りにかくのごと君を見まくは千年にもがも / 大伴宿禰家持

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