山多豆・山多頭
ニワトコ・接骨木、庭常
ガマズミ科ニワトコ属
Sambucus racemosa subsp. sieboldiana
巻2-90 君が行き日長くなりぬ山たづの迎へを行かむ待つには待たじ〔ここに山たづと云ふは、今の造木なり〕 / 軽太郎女巻6-971 白雲の龍田の山の露霜に色付く時にうち越えて旅行く君は五百重山い行きさくみ賊守る筑紫に至り山のそき野のそき見よと伴の部を班ち遣はし山彦の応へむ極み谷蟇のさ渡る極み国状を見したまひて冬隠もり春さり行かば飛ぶ鳥の早く来まさね龍田道の丘辺の道に丹つつじのにほはむ時の桜花咲きなむ時に山たづの迎へ参出む君が来まさば / 高橋連虫麻呂