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ヤナギ

柳・楊・也奈宜・楊奈疑

シダレヤナギ・枝垂れ柳

ヤナギ科ヤナギ属

Salicaceae salix

ヤナギ

巻5-821 青柳梅との花を折りかざし飲みての後は散りぬともよし 笠朝臣麻呂
巻5-825 梅の花咲きたる園の青柳を蘰にしつつ遊び暮らさな 土氏百村
巻5-826 うちなびく春の柳と我がやどの梅の花とをいかにか別かむ 史氏大原
巻5-840 春柳蘰に折りし梅の花誰か浮かべし酒坏の上に 村氏彼方
巻6-949 梅柳過ぐらく惜しも佐保の内に遊ばむことを宮もとどろに 作者未詳
巻7-1293 あられ降り遠江の吾跡川柳刈りぬともまたも生ふといふ吾跡川柳 柿本朝臣人麻呂之歌集
巻8-1432 我が背子が見らむ佐保道の青柳を手折りてだにも見むよしもがも 大伴坂上郎女
巻8-1433 うち上る佐保の川原の青柳は今は春べとなりにけるかも 大伴坂上郎女
巻10-1819 うちなびく春立ちぬらし我が門の柳の末にうぐひす鳴きつ 作者未詳
巻10-1821 春霞流るるなへに青柳の枝くひ持ちてうぐひす鳴くも 作者未詳
巻10-1846 霜枯れの冬の柳は見る人の蘰にすべく萌えにけるかも 作者未詳
巻10-1847 浅緑染め掛けたりと見るまでに春の柳は萌えにけるかも 作者未詳
巻10-1851 青柳の糸の細しさ春風に乱れぬい間に見せむ児もがも 作者未詳
巻10-1896 春さればしだり柳のとををにも妹は心に乗りにけるかも 柿本朝臣人麻呂之歌集

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