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ヒノキ・檜

ヒノキ科ヒノキ属

Chamaecyparis obtusa

ヒ

巻1-50 やすみししわご大君高照らす日の御子荒たへの藤原が上に食す国を見したまはむと都宮は高知らさむと神ながら思ほすなへに天地も依りてあれこそ石走る近江の国の衣手の田上山の真木さく檜のつまでをもののふの八十宇治川に玉藻なす浮かべ流せれそを取ると騒く御民も家忘れ身もたな知らず鴨じもの水に浮き居てわが作る日の御門に知らぬ国よし巨勢道よりわが国は常世にならむ図負へるくすしき亀も新た代と泉の川に持ち越せる真木のつまでを百足らず筏に作りのぼすらむ勤はく見れば神ながらならし 役民
巻7-1092 鳴る神の音のみ聞きし巻向の檜原の山を今日見つるかも 柿本朝臣人麻呂之歌集
巻7-1095 三諸つく三輪山見ればこもりくの初瀬の檜原思ほゆるかも 作者未詳
巻7-1118 古にありけむ人もわがごとか三輪の檜原にかざし折りけむ 柿本朝臣人麻呂之歌集
巻7-1119 行く川の過ぎにし人の手折らねばうらぶれ立てり三輪の檜原は 柿本朝臣人麻呂之歌集
巻10-1813 巻向の檜原に立てる春霞凡にし思はばなづみ来めやも 柿本朝臣人麻呂之歌集
巻10-2314 巻向の檜原もいまだ雲居ねば小松が末ゆ沫雪流る 柿本朝臣人麻呂之歌集
巻13-3232 斧取りて丹生の檜山の木伐り来て筏に作りま梶貫き磯漕ぎ廻つつ島伝ひ見れども飽かずみ吉野の滝もとどろに落つる白波 作者未詳
巻16-3824 さし鍋に湯沸かせ子ども檪津の檜橋より来む狐に浴むさむ 長忌寸意吉麻呂

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