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コナラ、ハハソ
小楢・許奈良・母蘇・波播蘇・波波蘇
コナラ・小楢
ブナ科コナラ属
Quercus serrata

巻9-1730 山科の石田の小野のははそ原見つつか君が山道越ゆらむ 藤原朝臣宇合
巻12-3048 み狩する雁羽の小野の檪柴の慣れは増さらず恋こそ増され 作者未詳
巻14-3424 下野三毳の山のこ楢のすまぐはし児ろは誰が笥か持たむ 作者未詳
巻15-3625 夕されば葦辺に騒き明け来れば沖になづさふ鴨すらも妻とたぐひて我が尾には霜な降りそと白たへの翼さし交へて打ち払ひさ寝とふものを行く水の反らぬごとく吹く風の見えぬがごとく跡もなき世の人にして別れにし妹が着せてしなれ衣袖片敷きて独りかも寝む 丹比大夫
巻19-4164 ちちの実の父の命ははそ葉の母の命凡ろかに心尽くして思ふらむその子なれやもますらをや空しくあるべき梓弓末振り起こし投矢持ち千尋射渡し剣大刀腰に取り佩きあしひきの八つ峯踏み越えさしまくる心障らず後の世の語り継ぐべく名を立つべしも 大伴宿禰家持

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