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アカネ

茜・茜草・安可禰・赤根

アカネ・茜

アカネ科アカネ属

Rubia argyi

アカネ

巻4-565 大伴の見つとは言はじあかねさし照れる月夜に直に逢へりとも 賀茂女王
巻6-916 あかねさす日並べなくにあが恋は吉野の川の霧に立ちつつ 車持朝臣千年
巻11-2353 長谷の弓月が下にわが隠せる妻あかねさし照れる月夜に人見てむかも〔一に云ふ、人見つらむか〕 柿本朝臣人麻呂之歌集
巻12-2901 あかねさす日の暮れぬればすべをなみ千度嘆きて恋ひつつそ居る 作者未詳
巻13-3270 さし焼かむ小屋の醜屋にかき棄てむ破薦を敷きて打ち折らむ醜の醜手をさし交へて寝らむ君故あかねさす昼はしみらにぬばたまの夜はすがらにこの床のひしと鳴るまで嘆きつるかも 作者未詳
巻13-3297 玉だすきかけぬ時なく我が思ふ妹にし逢はねばあかねさす昼はしみらにぬばたまの夜はすがらに眠も寝ずに妹に恋ふるに生けるすべなし 作者未詳
巻15-3732 あかねさす昼は物思ひぬばたまの夜はすがらに音のみし泣かゆ 中臣朝臣宅守

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