「桜草寫真」は、江戸後期の医者、本草家の坂本浩然が描きました。
坂本浩然の号は浩雪、蕈渓、桜子、香邨。
紀州藩で藩医を務める父・坂本純庵のもとに生まれ、浩然自身も紀州藩医を継ぎました。
また、本草学の知識を著名な本草学者・曽占春(曽槃)、絵の描き方を画家の華島雪亭にそれぞれ教わりました。
作品情報
作者: 坂本浩然
制作年代: 江戸時代後期(1842年)
形状: 写本、一巻
特徴
桜草の写生画
詳細な描写
品種ごとに分類
色彩豊かな絵画
薬用植物としての桜草の解説
見どころ
様々な桜草の品種
花弁や葉、茎の細部まで描かれた描写
色彩の鮮やかさ
評価
桜草の写生画としては最古のもの
植物画の資料として貴重
『桜草写真』,写. 国立国会図書館デジタルコレクション