本書は、讃岐高松藩の第5代藩主・松平頼恭(正徳1年(1711)~明和8年(1771))編『写生画帖』の転写本で175品を収めています。
松平頼恭は、殖産興業を奨励し、栗林荘内に薬園を設けて薬草を栽培するとともに、藩の御蔵番という下級家臣であった平賀源内を薬坊主の格で登用するなどして産物の開発に努めました。本草学に詳しく、魚譜『衆鱗図』禽譜『衆禽画帖』,草木譜『衆芳画譜』なども製作しました。
高松藩は、幕臣の漢学者・平沢元愷を介して植物名を清人に問いあわせましたが、その問いと返答も写されています。画譜の赤札が元愷の質問、その脇の漢文が清人の返答です。
(引用:ttps://www.ndl.go.jp/nature/cha1/index2.html#h330)
上
『植物写生図帖』上,写.
国立国会図書館デジタルコレクションhttps://dl.ndl.go.jp/pid/8942738
下
『植物写生図帖』下,写.
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/8942739
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